クラウドベースのIT資産管理導入で、
約1,000台のPCを見える化し、PC管理の効率化を実現!

情シスの運用サポートコストを劇的に削減、脆弱性リスクも大幅低減!

高田製薬株式会社様

高田製薬株式会社

  • 導入のポイント

    ・IT 資産の把握・棚卸を正確かつ効率的に行える環境をつくる

    ・IT 資産の有効活用やセキュリティ対策・IT 統制強化を図る

    ・サポート業務を電話対応からリモート操作へと刷新する

  • 成果

    PC 等の IT 資産管理をシステム上で行い、大幅な効率化を実現できた

    セキュリティ・インシデント発生時に操作ログの解析が可能になった

    ライセンス管理の厳格化により余剰ライセンスを削減し、コンプライアンスの遵守に貢献

    クラウドベースの IT 資産管理ツールで、遠隔地からの問い合わせもリモート操作による対応が可能になりコストが削減できた

    クラウドベースの IT 資産管理ツールにより、外勤者のアクセス制御など社内外問わず一元管理が実現できた

    Web 閲覧の制御により、業務の妨げになる娯楽サイト等の閲覧を抑止できた

    クラウドベースの IT 資産管理ツールにより、外勤者のアクセス制御も実現できた

高田製薬株式会社様

研究開発型企業として、主に医薬品の研究開発、製造、販売事業を展開する高田製薬では、情報管理対策の一環として、社内における情報セキュリティの強化、基盤整備が求められていた。ファイアウォールやウイルス対策ソフトの導入など、一定のセキュリティ対策を実施していたが、網羅的な情報セキュリティ状態の把握、脆弱性の特定には至っていなかった。そこで、2016年6月に第三者機関による情報セキュリティ診断を実施。セキュリティ診断の結果から解決すべき課題が見つかった。情報システム部では、課題解決に向けて情報セキュリティ改善3カ年計画を策定した。その第一歩として、IT 資産管理ツールの導入を決めた。多くの候補の中から同社が選択したのは LanScope Cat ベアメタル on SCCloud(以下、LanScope Cat on SCCloud)。必要な機能の網羅性とコストパフォーマンスの優位性、そして、運用負荷を大幅に軽減できるクラウドベースを採用していたことが導入の決め手となった。

課題・背景

IT 資産の利用状況が正確に把握できておらず、情報セキュリティ対策も十分でない。

少子高齢化の進行や社会保障政策の革新など医療を取り巻く環境が大きく変化する中で、存在価値を高めてきたのがジェネリック医薬品(後発医薬品)だ。人々の健康を支える医療にとって、今や無くてはならない存在になったといえる。高田製薬は、研究開発型企業として、ジェネリック医薬品の経済的側面だけではなく、服用のしやすさや医療従事者の利便性向上、医療過誤の防止など、独自の付加価値を加えた製品の開発を目指している。

日本全国に拡がる営業拠点網と4つの生産工場を有する同社では、約1,000 台の PC が使用されている。だが、これまでIT 資産の把握や管理、情報セキュリティ対策は万全とはいえなかった。そこで、2016 年6 月、第三者機関によるセキュリティ診断を実施したところ、多くの解決すべき課題が見つかった。

永翁千寿氏

コーポレート本部 情報システム部
部長 永翁千寿 氏

情報システム部長の永翁千寿 氏によれば、「それまで、機器・ソフトウェアは Excel を使った台帳で管理しており、IT 資産の詳細な利用状況の把握や管理が十分ではありませんでした。そのため、調査を始めてみると、目的が明確でないソフトの利用や安全性の担保できない USB メモリの使用、個人所有 PC での業務や社内ネットワークへの接続などが続々と発覚し、早急な対応が求められました」という。

IT 資産の正確かつ効率的な管理と情報セキュリティ課題の解決

「ビジネスにおける情報セキュリティの重要性はますます高まっています。これからの時代、社内視点による対応だけでなく、専門的な第三者機関からの評価が重要です。その重要性を経営陣に説き、第三者機関による情報セキュリティ診断が実現できました。現状とあるべき姿を明らかにし、その間にあるギャップを埋めることで、IT を通して高い価値を提供していくという情報システム部の実現すべきビジョンにも繋がりました」と永翁氏。

情報セキュリティ診断の結果を受けて、最初に取組んだのは、課題を解決するための「情報セキュリティ改善3カ年計画」の立案だった。

情報システム部システム推進課長の柴崎拓人氏も、永翁氏とともに、その中で最初に取り組むべき課題として IT 資産管理ツールの導入を模索し始める。

「弊社では、以前、PC 等の情報関連機器の購入は、部門ごとに行っていました。そのため、全社的な利用情報を詳しく把握できていませんでした。例えば、退職者の PC などの利用状況が把握できないなどの問題がありました。その中で、IT 資産管理ツールを導入し、IT 資産の棚卸を実施したところ、PC の利用実態やソフトウェアのインストール状況、そこからライセンスの余剰が見えてきました」と柴崎氏は語る。

基本機能が充実し、運用負荷を大幅に軽減でき、インターネットを介して、外勤者の端末も管理できるクラウドベースの IT 資産管理ツール

IT 資産管理ツールの選定時には、同社は10社ほどに声をかけたそうだ。
「ネットワーク監視、サーバへのアクセスログ管理、デバイス制御、不正 PC /アプリの検出など、私たちが必要と考える機能や性能を書き出し、各社が対応しているかどうかを詳しく評価していきました。その結果、重視する機能や操作性に違いはあるものの全網羅的にカバーしている提案が3件ありました」と柴崎氏。
3件の提案の中から同社が選択したのは、「LanScope Cat on SCCloud」。「IaaS なのに SaaS みたいな感覚で使える点もいいですね。速やかに導入できたのも IaaS ならではの強みといえるでしょう」と永翁氏。SaaS であれば、バージョンアップは自動的に行われる。しかし、「LanScope Cat on SCCloud」は、任意のバージョンに対応可能なため、自社の都合でバージョンアップできる。また、「L2Blocker」と連携できることも選定ポイントの1つだったという。IT 資産として登録されていない・利用を許可していない PC などの端末からのアクセスを自動的にブロックできる点でも優れていた。さらに、「5年間のトータルコスト等が導入の決め手となりました」(永翁氏)。クラウドベースの場合、自社運用に比べ、初期・導入コストが低減でき、サーバの運用や監視は、ソフトクリエイトが行うため、大きく運用負荷は軽減できる。

柴崎拓人氏

コーポレート本部 情報システム部 システム推進課
課長 柴崎拓人 氏

柴崎氏も、「選択に際しては、外勤者が VPN 接続をせずにアクセスすることを防ぐなど、社外からのアクセス管理も重視しました」と LanScope Cat on SCCloud の優位性を評価する。
同じクラウドベースでは、他にAWSを使用する提案もあったが、「SCCloud の方が圧倒的にコストパフォーマンスの高さで勝っていた」と柴崎氏。

セキュリティ対策の重要性が理解され、ユーザの意識が高まった

LanScope Cat on SCCloud の運用を担当している情報システム部システム推進課の平野正博氏によれば、「発注したのは2016年9月で、約3カ月をかけて情報システム部内で検証を行い、翌年の1月より順次導入を開始しました。4月には、約1,000台ある PC の管理を行う環境がすべて整いました。導入にあたり、ユーザへの運用開始の告知は掲示板で行いました。併せてユーザの意識改革のための啓蒙活動も実施しています」という。

導入当初は、Web フィルターの機能により従来アクセスできていた業務に関係のあるサイトが見られなくなったことやデバイス制御機能により承認されていない USB メモリが使えなくなったことに対する反発も多少はあったようだ。しかし、業務に関連のあるカテゴリの Web サイトは閲覧可能に、また許可したユーザの USB の利用を可能にするなど、個別の対応を進め、現在ではユーザ意識が高まり、セキュリティの重要性も理解されてきている。

IT 資産管理ツールを導入したことで、PC の棚卸しは、1回あたり2時間かかっていたものを30分へと大幅に低減できた。また、遠隔地からの問い合わせ対応は、リモート操作を実現したことで、電話対応時と比較して工数を約50%の削減ができたという。中でも、「ユーザのサポートを遠隔からリモートで、画面を見ながら操作できるようになった点が大きい」と語るのは平野氏。「大宮工場内からサポート依頼が来た場合でも、敷地が広いため工場内の移動にも時間がかかる。さらにクリーンルーム内に入る必要があれば服を着替えなければならないため、それだけで20~30分はかかってしまっていた」という。

工場以外でも日本全国で営業活動を行う高田製薬では外勤者が約150名と多く、営業拠点から離れた地域の担当者は1人で動いている期間が長い。そのため、「事業所外でも、安定して遠隔サポートを受けられるようになった効果はとても大きいですね。」(柴崎氏)

柴崎拓人氏

柴崎 氏(左)、平野 氏(中)、永翁 氏(右)

拡張性が高く、社会環境の変化にも柔軟に対応可能なクラウド化を積極推進するのが我々の基本方針

「今回のクラウドの採用により、運用・管理負荷が大幅に軽減され、トラブルが起こることもほとんどないことが分かったので、今後は、まず情報系からクラウド化を積極的に推進していこうと考えている」と永翁氏。

「現在のモバイル機器利用の傾向を見ると、4年後のモバイル PC 更新時には、タブレットやスマホなどへの移行を検討する必要があるかもしれないが、今ある仕組みでそのまま対応可能」と変化への対応も既に織り込み済みのようだ。

最後にソフトクリエイトに望むことを尋ねると、「今後も質の高いサービスの継続やコストパフォーマンスの高いソリューションの提案・提供、問い合わせ等への迅速なレスポンスを期待している」という答えが返ってきた。

クラウドベースの IT 資産管理ツ―ルにより、大幅な運用・管理負荷の軽減やサポート業務の効率化に成功した高田製薬。

環境の変化にも柔軟に対応可能で拡張性も高いクラウド化を積極的に推進していく。

* 取材日:2018年11月
* 記載の呼称、組織名等は取材時のものです。

お客様プロフィール

高田製薬株式会社 様

設立年月 1928年11月(創業:1895年2月)
住所 〒336-8666
埼玉県さいたま市南区沼影1丁目11-1
資本金 10億8,884万円
従業員数 845名(2018年9月30日現在)
事業内容 医薬品の製造・販売、清涼飲料水・健康食品の製造
ホームページ https://www.takata-seiyaku.co.jp
高田製薬株式会社様

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